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「PTAと学校との連携」
− 子どもを理解し、生徒を支援するために −
三重県立津高等学校PTA前会長 岡林 靖之


1.学校の沿革と特色
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本校は明治13年(1880)津中学校として開校し、今年度創立126年目を迎えた伝統校です。学科は普通科のみ、生徒数は29クラス1167名です。ほとんどが四年制大学進学希望で、今春は約290名が国公立大学へ合格しています。学校の特色は以下の点があげられます。
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「自主自律」の精神を養う。 |
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平成7年度から三重県で最初に二学期制を取入れ、平成14年度から65分授業を実施している。 |
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伝統的に制服を定めていない(私服)。 |
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クラブ活動を推進している(クラブ活動加入率は80%超)。 |
特筆すべきは、昨年夏季国体及び今春の全国選抜ボート競技少年男子シングルスカルで、2年生の清水大輔君が優勝、秋季国体で陸上部の小野真弘君が少年男子Bの円盤投げで3位。 |

2.PTAの組織について
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本来のPTA活動とは別に「津高等学校教育充実振興会」を立ち上げ、生徒の教育活動を積極的に支援しています。したがって予算・決算も別々で、前者はPTAの運営そのものに、後者はクラブ活動(生徒の旅費や県費で出ない引率教員の旅費等)や進路指導に係る経費(進路指導助手の給料補助も含む)等を負担しています。なお、今年度からは全てのHR教室と特別教室の一部にエアコンが設置されたため、設置料・ランニングコストは別会計で徴収、負担することとなりました。 |

3.主なPTA活動
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(1) PTA総会および教育充実振興会総会
総会は例年5月三重県総合文化センターで開催します。昨年は約200名の参加、「講演会」は岩鶴蜜雄氏(津観音住職)による「親の責任 −あなたにとって子どもとは?−」と題して、実施しました。今年の講演会は「子どもの力を伸ばす進路指導」のテーマで、約240名が参加しました。会場は全国総体の県予選を間近に控え、クラブに迷惑がかかることや駐車場のことも考えて決定しています。
(2) 学年懇談会(学年保護者会)
6月初旬、前期中間試験後に全学年で開催しています。会場はPTA総会と同じく三重県総合文化センターで、午前は1会場、午後へ2会場に分かれて開催します。
学校長、教頭はじめ、各学年より主任・担任団全員が出席し、日頃の学習活動や将来を見据えた進路指導について、プリントやデータを使って丁寧に説明をしてもらっています。また、生活指導や保健室の状況、2年生は修学旅行についても説明をしてもらっています。この学年懇談会は、保護者の参加者がかなり多く、各学年とも約250名〜300名が参加します。
また、今年から7月、11月にも1年、2年単独で学年保護者会を開催する予定です。これは生徒代表と語る会で、生徒から親にせっかく進路に係る話をしても、親が何も分っていないので相談にならない。それ故、最終的には本人に任せられ、「貴方の自由にすれば−」と、なることが多く、正直いってちょっと寂しい、という感想が出されました。一方、親の側からすれば、近年の社会や大学入試状況等の変化が激しく、なかなか理解できないので、ついそんな返事をしてしまう。そんな双方の要望を踏まえて実施することになりました。
(3) 通学路交通指導と文化祭への参加
毎年9月10日頃、「津高交通安全の日」に、先生方と一緒に、近鉄『津新町駅』から学校までの通学路に立って、交通指導・声かけ運動を行っています。
また9月中旬の文化祭一般公開日には、PTA主催の「喫茶校長室」を開き、お菓子や飲物を提供し、大変賑わいます。日頃とは違った、生徒の喜々とした表情に触れることができ大変好評です。
昨年は本部役員と学年委員会合わせて約20名が参加しました。場所は校長室と応接室を模様替えし、雰囲気を盛り上げます。部屋の中央には昨年のPTA長野大会の折、善光寺で買ってきた「合格祈願の絵馬」を飾り、その前に3年生全員の名簿を掲げました。販売品は合格クッキー(五角形のクッキー)、飲物、おにぎり、パンですが、特に合格クッキーとおにぎりが大人気です。
(4) PTA役員と生徒代表の語る会及び教職員との懇談会
毎年秋に、生徒会執行部と各学年の代表生徒(8名)が出席し、普段生徒が感じていることや学校への要望事項等を話し合っています。昨年は11月10日(木)放課後に約1時間半、文化祭での取組み、家庭での親子の対話などで意見交換をしました。学校への要望としては、エアコンの設置やトレーニングルームの改善、昼食の弁当販売等です。この話し合いは生徒にとっても大変良かったという声が多く、毎年続けていきたい行事です。
また、上記の生徒の声を受け、学校側の回答も得ながら、12月上旬に教職員代表との懇談会を実施しました。できるだけ堅い雰囲気にならないよう心がけています。
(5) 津高人権教育推進協議会への参加
開かれた学校づくりの一環として、津高校における人権教育についての協議に年3回参加し、今年2月3日(金)には、1、2年生全クラスで人権LHRの授業公開(80分〜100分)を行い、保護者18名が参加しました。授業とは違う、生徒の生き生きとした様子も見られ大変有意義な1日でした。
(6) 教育環境整備への協力
HR教室等へのへエアコン導入に際し、負担額も大きく、また早期に着工するため、PTA臨時総会を今年2月25日(土)に開催し、満場一致で承認され、今年度から授業等で使用する予定です。 |

4.今後のPTA活動の課題と期待
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本校PTAは、毎年保護者全員が加盟しており、運営も協力的に行われています。そのことは本部役員の選出にも表れており、今まで学校側のお世話になったことははく、全て立候補と保護者同士の繋がりの中で決定しています。
そんな中で、課題としてあげるなら、PTA総会の参加者をアップすることです。学年別の保護者会は約7割近い参加率ですので、正直寂しい感じがします。また、今年度、学年別保護者会を2回に増やしたことや「保護者対象の授業公開週間」を初めて持てたことは大変いい試みだと思っています。
エアコンについては、周辺の学校や私立高校との関係を考えれば、勉強しやすい環境を整えてやるために、PTAとしては必要やむを得ないものと考えています。 |

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