三重県高等学校PTA連合会 三重県高等学校PTA安全互助会






第46号(平成18年 7月15日発行)


PTA会報>第46号>会長あいさつ

高P連会長就任挨拶


三重県高等学校PTA連合会

会 長  福山 秀樹

 例年になく厳しい暑さが続いておりますが、会員の皆様におかれましては益々のご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は、高P連の諸活動に格別のご理解とご協力を賜りまして誠にありがとうございます。このたび平成18年度三重県高等学校PTA連合会会長を拝命することになりました福山秀樹です。平成16年度にも拝命しておりますので2回目となります。
 さて、高P連会長としてやらなければならないことは沢山あるとは思いますが、本年度は4月1日付けで保険業法が施行され昭和57年度から生徒のために行なってきた安全互助会を継続していくのが困難になってきましたことが大きな問題です。法律ですので従わなければならないわけですが、今のように私たちの子どもに対して手厚く補償されている安全互助会が継続できなくなることは、誠にもって遺憾だと思います。安全互助会は、安価な掛け金でスポーツ振興センターの補償とは別に学校管理下における傷害等を互助の精神に基づき手厚く補償している有り難い互助会制度なのですが、保険業法の改正により今のような補償内容にすると掛け金が今の十倍も二十倍もかかり、損保会社も引き受けてくれないのが現実のようです。少なくとも本年度一杯は、今までのような安全互助会の補償が保証されていますが、本年度、総会にてご承認いただいた特別委員会を設置し今後の安全互助会をどうするのかを外部の有識者を含めて早急に検討し、今後の対応を講じなければなりません。私は、ここ5年ほど高P連に関わってきておりますが、高P連そのものを揺るがす問題は初めてで本年度の最重要課題だと思います。
 次に、県立高等学校再編活性化基本計画の適正な施策の要望です。少子化による生徒の減少等もよく理解しているのですが、三重県の各地域で協議会等もあり、協議会のまとめも出され、その内容をふまえると各地域には、各地域での事情が色々あり、ただ単に人数が少ないからといって統合や廃校を行う計画や統廃校ありきの活性化計画では、子ども達や県民のためには、絶対に良くないと思いますし、今の様な状態では活性化というのが見えないと思います。子ども達が生まれ育った地域に高校があれば子ども達は明るい未来に向かって生きてゆけるし、地元にしっかりと根付いてくれるものと確信しています。また、保護者や地域の人々の理解が十分得られ、そして地域の事情が十分に反映された上で計画を実施するように要望していきたいと思います。
 最後になりましたが、石野副会長、古村副会長はじめ役員、理事さんとともに本年度精一杯高P連を発展させていきたいと思っています。今後とも会員の皆様方のご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願いいたしまして就任の挨拶といたします。

自発的学習のすすめ


三重県立松阪高等学校校長

校長協会会長  小林 秀則

 高等学校PTA連合会会員の皆様には、平素から各学校における教育活動に格段のご理解、ご支援を賜っていますこと、心より感謝申し上げます。
 さて、さる六月、高P連並びに安全互助会の総会が、四日市で開催されましたが、その席上で安全互助会の存続について、今後存続は難しいとの判断のもと、特別委員会を設置し検討に入ることとなりました。学校としましては、安全・安心な学校づくりをしていますが、どうしても防ぐことができない事故等もあり、そうした時、この安全互助会制度が非常に有り難い存在でありました。残念なことでありますが、今後の検討に委ねることになりました。
 さて、日本も戦後六十年を経過し、国の有り様も大きく様変わりしてきています。財政再建、少子化対策など、たくさんの課題を抱えての国の舵取りです。なかでも青少年の問題は、年々深刻になっています。しかし、いずれの時代であっても、未来を託すのは子供たちです。そして、子供を育てるのは、家庭であり、地域であり、学校であります。いまこそ、国が教育についてもっと真剣に取り組まないと、日本の未来は真っ暗となります。三位一体改革とは、意味が違いますが、家庭、地域、学校が三者一体となり、取り組むことこそが、この国をさらに大きく発展させることになるのではないでしょうか。
 以前に、子供たちを集めて、親子で型紙づくりをする企画を開催しました。すぐに手伝う親、じっとそばで見ている親、手伝うこともしないが、口だけいろいろ言う親、いろいろな家庭があるんだなと感じました。しかし、全体的には、日本の子供たちは、器用で根気のある子供たちが多いことに気づきました。家庭や地域や学校でもっともっと個性を伸ばしてやれたらなと痛感しました。どちらかと言えば、大人社会が子供たちの能力を潰しているケースが多いのではないでしょうか。子供たちが、自発的に行動しようとする芽を摘んでしまっていないでしょうか。ある調査によりますと、日本の親は、生まれた時の子供への満足度は、六十五%で、この数字すら低い状況でありますが、さらに小学校六年生では、三十八%に落ちてしまっています。こうした傾向は、欧米では見られない現象です。子供たちに対する期待や価値尺度が偏りすぎているのではないでしょうか。
 五月に本校の理数科の生徒が、平素の研究の成果をマレーシアの高校で発表してきました。プレゼンテーションも英語で行いましたが、なかなか英語が通じなかったこともありましたが、帰国後、「私たちは、井の中の蛙であった。もっと勉強しなくてはいけない」という反省文があり印象的でした。百聞は一見にしかずということわざがありますが、自分から勉強しなくてはという気づきが生まれたことは、私にとって大変嬉しいことでした。
 私などは、団塊の世代ですので、生存競争に勝たなくてはという気持ちが強く、つい頑張らなくてどうする、と言ってしまいます。するとクリスタルな子供は、心が砕けてしまうようです。反省しているのですが、しかし、他国の子供たちと接すると、ハングリー精神が旺盛で、これで日本の子供たちはいいのかと自問自答してしまいます。
 会員の皆様には、これからも、学校へさらなるご理解、ご支援を賜りますとともに、子供たちを育てるという観点から、手を携えて頑張りましょう。



Copyright(C) 2006 三重県高P連. All rights reserved.