

子育てシンポジウム
三重県高等学校PTA連合会
副会長 鈴木哲生
【日 程】 平成十七年十一月七日
【場 所】 未来会館「長良川ホール」
【演 題】 「親はこどもの『志』の達成に全力で支援」
(親が望むこと、子が望むこと)
【参加者】 東海地区四県の高等学校・特殊教育諸学校PTA、学校長等
四百二十五名
【内 容】
コーディネーターに今井春昭(中部学院大学教授)を迎え「健全な親子関係をめざして」と題し基調講演を行ったのち、シンポジウムが行われました。シンポジストに松尾千景(親業訓練シニアインストラクター岐阜CAP代表)・横田喜子(岐阜県女性農業経営アドバイザー)・若井敦子(全日本空手道連盟ナショナルチーム女子主将)の三人の女性を迎え、「副題」から自分が親から期待されたこと、自分が親に抱いた気持ちなど三者三様の立場からの熱心なディスカッションが行われました。
まず、基調講演では『人生時計』を紹介し、「人生を七十二歳と考えてみると、十五歳で午前五時、十八歳では午前六時でまさに夜明けの時刻kとなり、これから陽が昇り一日が始まろうとしている。そんなの早く子どもを見限らないで」と話されました。又家庭のルールについて「日本の高校生には『決まりに反したときの懲罰』などが低く諸外国に比べ家庭の機能が失われかけている。親が、家庭ができないことを、地域や学校ができるはずがない。よって『親力』をつける勉強会を計画してください。」と結びました。
この基調講演を受け、横田さんは農業体験から『知識』を『知恵』にかえる力、創意工夫や機転が利くというものをたくさん身につけて欲しいと話され、松尾さんは「自分が苦しいとき誰かに相談しますか」と高校生に問いかけたとき「一人で我慢します」という返事に対し、親も子どもも率直に話し合い、問題があったとき何か解決の糸口を見つけて欲しい。そのため親はコミュニケーション能力を養って欲しいと話されました。
若井さんは「親の存在」に観点をおいて話されました。若井さんは四歳のとき交通事故に遭いこの事故の後遺症に悩まされていたが、リハビリの一環として空手を習い始め、両親は身体を鍛えるために続けさせて空手なので、体を鍛えること、苦しくても続けること、の二点がかなえばよいと思っていた。たとえ高熱がでても状態を見極め、大丈夫なら一切学校は休ませてもらえなかったなど、その先起こり得る困難にくじけない、へこたれないタフな精神力を養えたことから、高校のとき県大会二位の自分が空手世界チャンピオンになれたこと、そのような家庭環境が子どもの人格を作ると思います。と話され、高校生は無限の可能性を秘めていると結びました。

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