三重県高等学校PTA連合会 三重県高等学校PTA安全互助会






第45号(平成18年 3月 1日発行)


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三重県幼小中高PTA研修会に参加して


三重県高等学校PTA連合会
副会長 竹田万太

 平成十七年十一月十一日(金)、三重県生涯学習センターにて、県内各地より幼小中高の保護者等約120名の参加を得て、研修会が実施されました。主催者挨拶、趣旨説明等の開会行事の後、県教育委員会各分野で活躍される五名の講師の方の講演がありました。
 まず県教委学校教育分野坪田総括室長から、県内の教育全般及び文部科学省における現在の教育ビジョンの状況などについての説明等がされました。
 次に県教委高校教育室和田指導主事から、「高校教育の現状と課題」と題して、県内における県立高校の設置課程、修業年限、学校数、生徒数、その他について詳しく話されました。
 平成17年5月1日調査で、県内県立高校は、全日制42,047人、定時制1,968人が在籍し、全日制54校、定時制3校(四日市北、みえ夢学園、伊勢まなび高校)、全日制定時制併置校10校(桑名、四日市工業、神戸、亀山、上野、名張、松阪工業、鳥羽、尾鷲、木本高校)がある。学校規模は、原則1学級40人定員で、現在最大で1学年10学級、最低で2学級。
 「高等学校教育課程実施状況調査(文部省実施)」結果から、高校生の現状として、

 ・ 高校の授業がよく分かる又は大体わかる。
  (小学6年生=約59%、中学3年生=約46%、高校3年生=約40%)
 ・ 学校の授業以外に1日に3時間以上勉強する。
  (小学6年生=約 5%、中学3年生=約24%、高校3年生=約23%)
 ・ 学校の授業以外に1日に勉強を全く、又はほとんどしない。
  (小学6年生=約11%、中学3年生=約 9%、高校3年生=約41%)

であること。また、アンケート調査とペーパーテストの関係では、

@ 教科の勉強が好きだ、入学・就職試験に関係なく大切だと思う生徒や授業の中で分からないことをそのままにして置かない等、学ぶ意欲の高い生徒は、ペーパーテストの得点が高い傾向が見られる。
A 毎日の朝食、持ち物確認など基本的な生活習慣が身についている生徒は、ペーパーテストの得点が高い傾向が見られる。
B 発展的な課題を取り入れた授業や放課後などの補充指導を行っている教師の指導を受けている生徒ほどペーパーテストの得点が高い傾向が見られる。

との点などを挙げられた。
 県内高校生の進路状況(全日制)は、

大学・短大進学者
専修学校等進学者
就職者
上記以外
44.3%
21.7%
28.5%
 5.6%

とのことです。
 続いて、県教委生徒指導・健康教育室水谷グループリーダーから、「平成16年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果をもとに、県内の公立学校における暴力行為、いじめ、不登校、高校中退などについての説明がありました。

@ 暴力行為の発生件数は、943件で前年度と比較すると12.8%減少した。校種別では、小学校58件(4件増)、中学校752件(181件減)、高校133件(39件増)です。
A 学校が把握したいじめの発生件数は、304件で前年度と比較すると22.1%減少した。小学校56件(18件減)、中学校215件(30件減)、高校29件(38件減)、盲聾養護学校4件(同件)です。
B 不登校は、公立小中学校において、1,893人(0.1%増)でした。
C 高校中途退学者数は、832人で前年度と比較すると14.2%減少した。内訳は、全日制644人(101人減)、定時制188人(37人減)です。
D 高校長期欠席者(年間30日以上)数は、1,422人で、全日制843人、定時制579人でした。長期欠席のうち、「不登校」にあたる生徒数は、全日制587人、定時制294人、計881人でした。

以上の内容などの結果報告等がありました。
 続いて、県教委小中学校教育室小川グループリーダーから、「幼小中学校教育の現状と課題」というテーマで、小中学校における学力問題、学習指導要領の変遷、ゆとり教育と学力低下、基礎基本が大切であることなどについて話されました。
 最後に、県教委障害児支援教育グループ浅生グループリーダーは、「特別支援教育の現状と課題」と題して、特別支援教育に関する指針、あり方、小中学校における全体的総合的な対応、特別支援教育コーディネーター、特別支援教育体制推進のための基本連携などについて説明されました。

 (5人の講師の方の内容は、省略したり要約したりし一部のみ掲載させていただいておりますことご理解ください。)

 終わりに、主催者から閉会の挨拶があり終了いたしました。
 
 5人の講師の方それぞれに、各分野の県内における現状や状況などについて、分かりやすく丁寧にご説明いただきました。各校のこれからの幼小中高教育のあり方を考えるとき、あるいは各高PのPTA活動を進めていく上で大いに参考になったものでした。



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